CLI クイックスタート
Resprite CLI は、保存済みの .resprite プロジェクトを単一 PNG、連番画像、グリッド形式のスプライトシートに書き出します。プロジェクト情報の取得、JSON 設定、バッチ書き出しにも対応し、素材の書き出しをビルドに組み込めます。
CLI は実験的な機能で、Resprite の macOS・Windows・Linux x86_64 パッケージに同梱されています。--version は CLI のバージョンを返します。アプリのバージョンは「About」で確認してください。
ターミナルのコマンドを設定する
ヘルプ ▸ コマンドラインツール ▸ PATH に追加を選び、ターミナルアプリを閉じて開き直します。登録は現在のユーザーに適用され、その後はアプリのパスを指定せずに resprite-cli を実行できます。
- macOS / Linux:Bash、Zsh、Fish の自動設定に対応しています。
- Windows:既存の項目を残したまま、インストール先の
cliをユーザー PATH に追加します。管理者権限は不要です。新しいターミナルにも古い PATH が残る場合は、サインアウトして再度サインインしてください。 - Linux AppImage:登録したコマンドは元の AppImage を呼び出し、
--cliを自動で付けます。AppImage は固定した場所に置いてください。
PATH を設定しない場合は、フルパスでの呼び出し例を使えます。
はじめての書き出しの準備
- 自分のプロジェクトフォルダーに
hero.respriteを保存します。 - PATH の設定後、そのフォルダーで新しいターミナルを開きます。ヘルプ ▸ コマンドラインツールから完全なコマンドをコピーすることもできます。
- 出力先の親フォルダーが存在し、初回は
hero.pngが存在しないことを確認して実行します。
resprite-cli export image "hero.resprite" --output "hero.png" --frame 0
この相対パスでは、元のプロジェクトと同じ場所に hero.png が作られます。PATH 未登録の場合は、下の OS 別フルパス例を使ってください。
CLI が読み取るのはディスクに保存済みの内容だけです。元のプロジェクトや、エディターのドキュメント・フレーム・選択範囲は変更しません。フレーム番号は 0 始まりです。どの OS でも利用可能なグラフィックス環境が必要ですが、実行中にエディターのウィンドウは表示されません。
OS 別のフルパス呼び出し
- macOS
- Windows
- Linux
パッケージには Apple Silicon(arm64)と Intel(x86_64)用が含まれます。個別の macOS バージョンやハードウェアとの互換性は、引き続き確認が必要です。GPU のない CI や非対話型のサービスセッションでは未検証です。
cli='/Applications/Resprite.app/Contents/MacOS/resprite-cli'
"$cli" export image "$HOME/Game Projects/hero.resprite" \
--output "$HOME/Game Projects/hero.png" --frame 0
実行ファイルだけをコピーせず、.app 全体を保持してください。"$cli" --help で構文、"$cli" --version で CLI のバージョンを確認できます。
Windows x64 版を提供しています。Windows ARM64、RDP、切断されたセッション、サービスセッション、GPU のない CI は未検証です。
実行ファイルはインストール先の cli\resprite-cli.exe です。Resprite のショートカットからインストール先を確認できます。次の例を PowerShell で実行します。
$cli = 'C:\Apps\Resprite\cli\resprite-cli.exe'
& $cli export image 'D:\Game Projects\hero.resprite' --output 'D:\Game Projects\hero.png' --frame 0
if ($LASTEXITCODE -ne 0) { throw "Resprite export failed: $LASTEXITCODE" }
CLI に隣接する DLL と data フォルダーを含め、インストールフォルダー全体を保持してください。ヘルプと CLI のバージョンは & $cli --help / & $cli --version で確認できます。
cmd のバッチファイルを使う場合
"C:\Apps\Resprite\cli\resprite-cli.exe" export image "D:\Game Projects\hero.resprite" --output "D:\Game Projects\hero.png" --frame 0
if errorlevel 1 exit /b %errorlevel%
Linux x86_64 は Ubuntu 22.04 のローカルなグラフィカルセッションで、X11(XWayland)とネイティブ Wayland を検証済みです。他のディストリビューションや環境は未検証です。ARM64 版は提供していません。GPU のない CI は未検証です。--help と --version を含むすべてのコマンドに、利用可能なグラフィカルセッションが必要です。
**AppDir:**展開時はシンボリックリンクと実行権限を保持し、配布フォルダー全体を残してください。
cli='/home/user/Apps/Resprite.AppDir/usr/bin/cli/resprite-cli'
"$cli" export image '/home/user/Game Projects/hero.resprite' \
--output '/home/user/Game Projects/hero.png' --frame 0
ヘルプと CLI のバージョンは "$cli" --help / "$cli" --version で確認できます。
**AppImage:**元の .AppImage ファイルを使い、アプリへの引数の先頭に --cli を置きます。例のファイル名を実際のパッケージ名に置き換えてください。
cli='/home/user/Apps/Resprite.AppImage'
"$cli" --cli export image '/home/user/Game Projects/hero.resprite' \
--output '/home/user/Game Projects/hero.png' --frame 0
ヘルプとバージョンの確認には "$cli" --cli --help / "$cli" --cli --version を使います。AppImage の一時マウント先をスクリプトに保存しないでください。
成功すると、元のプロジェクトと同じフォルダーに hero.png が生成されます。表示レイヤーを合成し、透明度を保持します。ターミナルには JSON 結果も出力されます。次回 PNG を置き換えるには、書き出しコマンドの末尾に --overwrite を追加します。アニメーションの出力フォルダーには別の上書き規則があります。
パスと以降の例について
アプリの移動や名前変更後は、ヘルプ ▸ コマンドラインツール ▸ 登録を修復を使います。アンインストールや別のインストールへの切り替え前には登録を解除してください。登録は競合するコマンドや別の有効なインストールを上書きせず、解除はこの機能で追加した項目だけを削除します。手動で設定した PATH は引き続き自分で管理します。
プロジェクト、出力、自作スクリプトは自分のプロジェクトフォルダーに置いてください。インストール先の内容は更新時に置き換えられたり、アンインストールで削除されたりします。フルパスを使うスクリプトでは、アプリ移動後にパスを更新してください。
コマンドラインの相対パスはターミナルの現在のフォルダー、JSON 設定内の相対パスは設定ファイルのあるフォルダーを基準にします。空白を含むパスは引用符で囲みます。
以降のガイドの resprite-cli は、PATH 登録後にそのまま実行できます。フルパスの例で $cli を設定した場合は、次のように置き換えてください。
| 環境 | 呼び出し方 |
|---|---|
| macOS / Linux AppDir | "$cli" ... |
| Windows PowerShell | & $cli ... |
| Linux AppImage | "$cli" --cli ... |
- 画像とアニメーションの書き出し:連番画像、シート、クリップ選択、レイヤー分割、アニメーションの読み込み。
- 設定とバッチ書き出し:繰り返し使えるジョブの作成、出力計画の確認、バッチ結果の処理。
- コマンドと形式のリファレンス:オプション、JSON フィールド、終了コード、制限。
ヘルプからは、同梱の OS 別・アニメーション・ビルド連携ガイドをオフラインで開くこともできます。フォルダーで表示から Markdown ファイルを探し、読むアプリを選べます。
トラブルシューティング
画像が生成されない場合は終了コードと stderr を確認し、元のプロジェクトが保存済みか、出力先の親フォルダーが存在して書き込み可能か、必要な上書きを許可しているかを確認します。リンクされた出力先は拒否されます。ファイルの使用中や権限の制限でも失敗することがあります。結果と終了コードも参照してください。
1 回の呼び出しはバッチ内の全ジョブを含めて最大 120 秒です。タイムアウトや強制終了の後は、生成済みの出力を確認してから再試行してください。システムの一時フォルダーに resprite_cli_*、出力先の親フォルダーに .resprite_cli_* が残る場合があります。すべての CLI ジョブが停止するまで、ロックファイルの削除や関連フォルダーの整理をしないでください。
- macOS
- Windows
- Linux
macOS が起動をブロックした場合は、システムのメッセージを保存してサポートに連絡してください。確認スクリプトで起動許可を付与したり、システムの制限を解除したりすることはできません。
macOS のインストールを確認する
/bin/bash '/Applications/Resprite.app/Contents/Helpers/RespriteCLI.app/Contents/Resources/verify_macos_installation.sh'
必要に応じてインストール先を置き換えます。スクリプトは macOS 標準ツールと同梱サンプルを使い、開発ツールの追加は不要です。インストールファイルや自分のプロジェクトは変更しません。report.txt のパスを表示し、サンプル出力と stdout/stderr を残すため、サポートへの診断情報として使えます。
PowerShell 5.1 の > は外部プログラムの出力を再エンコードします。正しくデコードした出力を UTF-8 で保存するには Out-File -Encoding utf8 を使います。System.Diagnostics.Process で読み取る場合は StandardOutputEncoding を UTF-8 に設定してください。
Windows のインストールを確認する
OS 標準の 64 ビット Windows PowerShell 5.1 を使い、インストール先を置き換えて実行します。
powershell.exe -NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -File 'C:\Apps\Resprite\cli\verify_windows_installation.ps1'
同梱サンプルを使うため、開発ツールの追加や依存関係のダウンロードは不要です。インストールファイルや自分のプロジェクトは変更しません。report.json のパスを表示し、サンプル出力を残します。-CheckFilesOnly を追加するとファイルだけを確認し、実際の書き出しは検証しません。
graphics_unavailable / 終了コード 70 の場合は、アクセス可能な X11 または Wayland セッションで実行してください。GDK_BACKEND=x11 / GDK_BACKEND=wayland は対応するセッションが利用可能な場合だけ設定します。システムローダーの診断を含む場合があるため、stderr を保存してください。ファイルシステムが必要な安全な書き込み操作に対応していない場合も失敗します。
AppImage で FUSE が見つからない場合は、展開して実行するモードを使えます。
"$cli" --appimage-extract-and-run --cli inspect '/home/user/Game Projects/hero.resprite'
Linux のインストールを確認する
常設の AppDir に展開した場合:
python3 '/home/user/Apps/Resprite.AppDir/usr/bin/cli/verify_linux_installation.py'
AppImage の場合は一時フォルダーで "$cli" --appimage-extract を実行し、続けて python3 squashfs-root/usr/bin/cli/verify_linux_installation.py を実行します。Python 3、Bash、同梱ライブラリが必要ですが、開発ツールは不要です。同梱サンプルを使い、インストールファイルや自分のプロジェクトは変更しません。レポートとサンプル出力は表示された場所に残ります。--check-files-only はグラフィカルセッションなしでも実行できますが、実際の書き出しは検証しません。