他形式との互換性
Resprite は他のドット絵ツールと多くの基礎を共有していますが、ファイル形式には細かな違いがあります。ここでは Aseprite v1.3.4 から書き出された .aseprite(.ase)プロジェクトを扱う際の制限をまとめます。
.aseprite ファイルのインポート
Resprite R17 で .ase バンドルのネイティブ取り込みに対応しましたが、次の点には注意が必要です。
- 重複するタグは統合されます。Aseprite では同じフレームから複数タグを開始できますが、Resprite のクリップは 1 対 1 のため最初のタグのみ保持されます。
- ピンポンリバースモードは通常のピンポンループにフォールバックします。
- タグのループ回数は無視されます(Resprite はクリップを無限に再生するため)。
- 名前付きカラーはインポート時に破棄されます。
- インデックスカラーモードの実装が異なるため、Resprite 側で RGB に変換されます。
- User Data、Slice、Tileset ブロックは未対応のためスキップされます。
- 連続していないリンクセルは通常の継承チェーンにフラット化されます。
- フレームの再生時間はスプライトの基本 FPS の倍数に丸められます。
.aseprite ファイルのエクスポート
.ase へ書き出す際、フォーマット上保存できない属性は省略されます。
- レイヤーグループの合成モードと透明度。
- レイヤーのクリッピングマスク。
- パレットスロット位置(色は連番で詰められます)。
- ISO グリッド設定。
- グリッドが無効な状態で書き出した場合のグリッド属性。
PinLightブレンドモード(Normalに置き換え)。
参考: Aseprite file specs。